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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

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就活生向けに総合電機大手3社(日立・東芝・三菱電機)の違いを比較

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みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

今回は総合電機大手3社(日立・東芝・三菱電機)の違いを比較する。ちなみに、大手総合電機メーカー8社というと、パナソニック、ソニー、シャープ、NEC、富士通、日立製作所、三菱電機、東芝を指すらしい。シャープを除いた大手7社の比較記事についてはこちらからどうぞ。

総合電機大手(日立・東芝・三菱電機・パナソニック・富士通・NEC・ソニー)の違いを比較 

 

重電8社だと、日立製作所、東芝、三菱電機、富士電機、明電舎、日新電機、ダイヘン、東光高岳ホールディングスらしい。某S社とT社は除外されそうだが…

 

今回のトピック

  • 簡潔なまとめ
  • 3社の売上と純利益の比較
  • 各社についてまとめ

 

簡潔なまとめ

  • 売上規模は日立10兆円、東芝6兆、三菱電機4兆
  • 三菱電機は稼ぐ力が強い
  • 日立は電機だけでなくIT、機械、材料など何でもやっている
  • 日立はIoT時代に合わせた経営改革を目指す
  • 三菱電機は12の事業領域を見るとやりたいことを見つけやすい
  • 東芝はかなり苦しい。甘い気持ちで受けない方がいい

 

3社の売上と純利益の比較

まずは売上から。

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規模感として、日立10兆、東芝6兆、三菱電機4兆くらいと思っておけばよい。なお、東芝については会計問題のゴタゴタで数字を修正したみたいだが、14年まではアニュアルレポートから修正後の値を、15年度は有価証券報告書から抜粋した。

 

日立はリーマンショックの後に死にかけたが、ここにきて大きく挽回してきた。また後述するように、今後のIoT時代において会社としての在り方をガラッと変える予定である。

 

次は純利益比較。

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三菱電機は安定して稼ぐ力が強い。

 

各社についてまとめ

日立について

日立のセグメントと、何をやっているか紹介
  • 情報・通信システム:システムインテグレーション、クラウド、サーバー、ネットワーク(ザックリIT屋というイメージ)
  • 社会・産業システム:プラント、エレベータ・エスカレーター、鉄道(一番の伸び盛り)、発電
  • 電子装置・システム:半導体製造装置、計測・分析装置、医療機器
  • 建設機械:ショベルとか
  • 高機能材料:半導体・ディスプレイ用材料、蓄電デバイス、高級特殊鋼
  • オートモティブシステム:車のパーツ(スバルのアイサイト開発に携わった)
  • 生活・エコシステム:家電
  • その他(物流・サービス他):日立物流は2016年に連結から外れた
  • 金融サービス:リース、ローン

 

本当に何でもやっている。日立はITとインフラの両方を持っていることが強みである。これは日立が自分たちで推しているポイントなので、就活生は必ず覚えておくこと。

 

セグメント別売上高比率は以下の通り。

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日立グループには膨大な数の子会社があるが、セグメントごとの主要な子会社を紹介しておく。

  • 情報・通信システム:日立ソリューションズ
  • 社会・産業システム:三菱日立パワーシステムズ
  • 電子装置・システム:日立ハイテクノロジーズ、日立工機
  • 建設機械:日立建機
  • 高機能材料:日立化成、日立金属
  • オートモティブシステム:クラリオン、日立オートモティブシステムズ
  • 生活・エコシステム:日立アプライアンス
  • その他:日立物流
  • 金融:日立キャピタル

 

IoT時代のイノベーションパートナー

これが2016年に中期経営において発表された日立の目指す姿である。ここの話はIoTについて基礎知識があることを前提としている。自信のない人はこちらの記事を先に読んでから戻ってきてほしい。

SFのような世界を現実にするIoTとは何か?イオットと読んでる人はサヨウナラ 

 

IoT時代においては、顧客の求めるソリューションを提供できる者が主役である。もちろんモノは大事なのだが、モノだけでは主役になれない。たとえばエレベーターを考えてみよう。これまでなら、高速で安全なエレベーターだけを作って納入するので十分だった。しかし、ビルのオーナーは来訪者にエレベーターに乗って楽しんでもらいたい訳じゃない。ビル内で快適に過ごしてもらいたいと思っているはず。となると、たとえば監視カメラと連動させて、ビル内の混雑状況に応じた運行が出来る人工知能搭載のエレベーターには需要があるだろう。その実現のためには、監視カメラからデータを集め、解析してエレベーターに指示を出すシステムが必要だ。ここを作れる会社が主役となる。

 

日立はITとインフラの両方を持っていることが強みである。だからこういう色んな機器をまとめるプラットフォームの提供でビジネスの中心を担おうとしているのだ。日立はもともと強かったモノづくりとあわせて、以下のように事業体制を整理した。

  • フロント:顧客の近くでサービスを開発・提供
  • プラットフォーム:イノベーションの中核を担う
  • プロダクト:伝統的なものづくりの領域

 

これがIoT時代のイノベーションパートナーの意味する所である。就活生は古臭い“ものづくり思考”をいつまでも引きずっていてはダメだ。もちろんものづくりは重要なのだが、会社の目指す方向性と異なる時代遅れの思考をしていては採用には至らないだろう。

 

三菱電機について

三菱電機の12の事業領域

三菱電機は自社の事業領域を以下の12に定めている。就活生がやりたいことを探すときはこれを参考にするとよい。

  • ビル:エレベータ・エスカレーター、ビル管理システム
  • 産業・FA(ファクトリーオートメーション):FAとは工場の自動化を意味し、そのための機械やシステムを作っている。
  • 公共:水処理、航空管制訓練システム、大型映像装置、防災情報システム
  • エネルギー:発電してから、末端のビルや工場までの送配電に関するあらゆる設備
  • 交通:電車における電気設備や制御システム、運行管理システムなど
  • 自動車機器:自動車における様々な電気・制御機器。知っているだろうが、現代の自動車は電子機器、コンピュータが満載である。機械だけではないのだよ。
  • 宇宙:人工衛星、大型望遠鏡、人工衛星搭載機器
  • 通信:光ブロードバンドシステム、有線から無線、衛星通信まで色々
  • 半導体・電子デバイス:あらゆる電子機器に使われる部品
  • 空調・冷熱:CMで有名な「霧ヶ峰」。他にもビル用空調、倉庫やスケートリンク用など特殊な製品も
  • ホームエレクトロニクス:家電
  • ITソリューション:金融機関や製造現場、社会インフラ(交通・航空・空港・エネルギー)などにおいてITシステムを提供。

 

三菱電機のセグメント分け

セグメントの分け方は以下の通り。各セグメントにおいて、上記の12の事業領域のどれをやっているか示しておく。

  • 重電システム:ビル、産業・FA、公共、エネルギー、交通
  • 産業メカトロニクス:ビル、産業・FA、自動車機器
  • 情報通信システム:公共、エネルギー、宇宙、通信、ITソリューション
  • 電子デバイス:半導体・電子デバイス
  • 家庭機器:ビル、空調・冷熱、ホームエレクトロニクス

 

セグメント別売上高比率は以下の通り。

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(三菱電機ホームページより拝借)

 

三菱電機は選択と集中が上手い。ずっと黒字でやってきた優等生である。日立は既に大胆な方向転換を打ち出しているが、三菱電機は筆者の調べた限りそういったものは見つからなかった。しかし、今後またズバッと選択と集中を行う可能性は否定できない。

 

東芝について

東芝のカンパニーとセグメント

現在は以下の4つのカンパニー制となっている。

  • エネルギーシステムソリューション社:原発・火力発電、再エネ(水力・地熱・太陽光)、送配電・蓄電
  • インフラシステムソリューション社:公共インフラ(上下水道、空港などのシステム)、ビル・施設(照明・空調・エレベータ)、産業システム(鉄道システム、産業システム)
  • ストレージ&デバイスソリューション社:NAND型フラッシュメモリ、SSD、HDD(データを保存する機器)
  • インダストリアルICTソリューション社:クラウドとかAIとかビッグデータ解析とか

 

不正会計についてはご存知の通りだ。家電事業は売却、伸び盛りだったヘルスケア事業も売却し、苦しい状況が続く。東芝に興味がある人は四半期ごとの決算に注目せよ。

 

セグメントの分け方は違っていて、売上高比較と合わせて以下で見て欲しい。

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東芝に興味のある就活生へ

17卒では採用活動を行わなかったが、18卒向けの冬インターンはやるみたいなので、18卒からは採用を復活させるのだろう。筆者には「東芝なんてやめとけ」という資格はないが、次の言葉を贈らせて頂きたい。

 

どうしても東芝という確固たる理由がないなら行くな

 

「大学でやってきた研究を最も活かせるのは東芝」、「個人的な熱い想い入れがあるから東芝」、「日本の製造業を立て直したいからこそ、弱っている東芝で頑張る」などなど、“どうしても東芝”という確固たる想いがあるなら是非“チャレンジ”して頂きたい。それは全く否定しない。

 

ただ、「絶対潰れないだろうし、大企業に低倍率で入る大チャーンス!」なんていう思考の奴は行くな。君も東芝も不幸になる。そりゃ潰れないだろうよ。JALだって国が莫大な金を注ぎ込んで助けた訳だし。ただ、あれは稲盛和夫という神様がいて、現場は給料大幅カットのうえに、相当痛みを伴う改革をして、ようやく成し遂げた奇跡の復活だ。能天気な新人なんか入ってきても邪魔だから、相応の覚悟がない奴はやめとけ。

 

最後にもう一度まとめ

  • 売上規模は日立10兆円、東芝6兆、三菱電機4兆
  • 三菱電機は稼ぐ力が強い
  • 日立は電機だけでなくIT、機械、材料など何でもやっている
  • 日立はIoT時代に合わせた経営改革を目指す
  • 三菱電機は12の事業領域を見るとやりたいことを見つけやすい
  • 東芝はかなり苦しい。甘い気持ちで受けない方がいい

 

それではこの辺で失礼する。

 

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