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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

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金融(銀行・証券・生損保など)志望就活生必見!金融用語まとめ2

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みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

今回は金融に関する基本的な用語の解説シリーズ第二段だ。前回の金融取引に関する記事を読んでない人はそちらもどうぞ。

金融業界(銀行・証券・生損保など)志望就活生必見!金融用語まとめ

 

今回は金を社会に循環させる銀行の機能と金融政策について解説しよう。

 

【今回登場する用語】

決済手段・信用創造・ハイパワードマネー・ベースマネー・マネタリーベース・中央銀行・量的・質的金融緩和・マイナス金利

 

現ナマじゃなくても決済は可能

モノやサービスを買った時、普通は現金で支払いを行う。しかし、買い手の預金口座から値段分マイナスして、売り手の預金口座にプラスしてもいいはずだ。だから、銀行の預金(正確には、いつでも払い戻せる当座預金や普通預金といった要求払い預金)も決済の手段であるといえる。

 

まあ、言われてみれば当たり前のことなんだが、実はこの現ナマが無くてもスルスル円滑にお金が流れるってことが非常に重要なのだ。

 

信用創造とハイパワード・マネー

信用創造

信用創造とは、一言でザックリ言ってしまえば、銀行が預金として預かった現ナマの何倍もの額に相当する貸し出しを作れるよってこと

 

なんでそんなことが出来るのかっていうと、貸し出しは相手の口座にお金を入れる形で行うし、決済の大半は口座の書き換えで済むからだ。実際に存在する現ナマの何倍もお金がグルグル動いてることになっているが、普通は人々は大量の現ナマを必要としないし、銀行を“信用”して預金のまま置いておく限り、問題なく金が循環する。そしてこの金の循環があるからこそ、ドンドン経済活動を進め、文明を発展させることが出来るのだ。

 

ただ、金融危機や倒産の可能性が発生して銀行への“信用”が無くなれば、人々は預金を現ナマに変えて持っておこうとする。しかし、すぐにそれだけの現ナマなんか用意できない。だって預金として受け取った現ナマの何倍も貸し出ししている訳だから。これが所謂取り付け騒ぎってやつだ。

 

信用創造はやり過ぎても少な過ぎてもダメだ。いくら預金のほとんどがそのまま置いておかれるとはいえ、貸し出しを作り過ぎたら現ナマがたくさん流出してしまう。一方、決済手段が少な過ぎると、能力はあるのに金を動かせない企業が出てくる訳で、経済活動が委縮してしまう。この辺が「金は経済の血液で、銀行は心臓だ」みたいに言われる所以である。

 

ハイパワード・マネー

勘違いしてはいけないが、信用創造は預金があって初めて出来るのだ。銀行が勝手に始めたものではない。では、その預金として振り込まれる現ナマの出所はどこだろうか?それは中央銀行(日銀)である。日銀のみが現ナマ(日銀券)を刷ることが出来るのだから。

 

現ナマが存在する場所は、普通に出回っている分(我々の財布の中とか)と、銀行が手元に残した分だ。銀行が残した分は日銀の口座に入れられている。ということで、民間非銀行部門が持っている現金残高と、銀行が預金に対する準備として中央銀行に預けている金の残高を合わせてハイパワード・マネーという(ベースマネーやマネタリーベースとも呼ばれる)。

 

繰り返しになるが、現ナマを預金として受け取って初めて銀行は信用創造を出来るので、このハイパワード・マネーこそが信用創造のベースになるのだ。

 

金融政策に関する用語

金融政策とは、経済全体として失業率の低下とか物価の安定といった目標を達成するために中央銀行が行う活動のことだ。ここまで見てきた内容に加え、最近のニュースに出てくる用語の意味を知れば、経済でどんなことが起きているのかわかるようになる。

 

昔の金融政策

銀行は日々お金が必要だったり、お金が余ってたりするので、銀行同士で貸し借りを行っている。大昔は日銀が民間銀行に金を貸すときの利率すなわち公定歩合を上げ下げすることで、銀行の活動を間接的に制御していた(公定歩合という言葉は社会の授業で聞いたことあるのではなかろうか?)。

 

その後、銀行同士が短期で金を貸し借りする市場における金利を金融政策の目標値とするようになった。つまり、金利を誘導→それを受けて民間銀行が将来の行動を変更→貸し出しの量が変化→出回る金の量が変化という流れだった

 

信用創造のとこで見たように、金の循環が良すぎても悪すぎてもいけない。たとえて言うなら、自転車と同じだろうか。漕ぐのが遅すぎるとフラフラして安定しないが、速くぶっ飛ばし過ぎても転ぶ可能性が上がる。適切なペースで漕ぐことで気持ちよく安定して走れるのだ。

 

ということで、景気が悪い時は金が回るように、景気が過熱してきたとき(バブルの時)は金の回りを抑えるように金融政策で調整する訳だ。

 

量的・質的金融緩和

言葉くらいは聞いたことがあるだろう。日銀が2013年4月に始めた新たな金融政策で、異次元金融緩和とも呼ばれる。

 

量的緩和ってのは、世の中に出回っている金の“量”を表すマネタリーベースを増やそうという意味。この政策では金利を目標値にするのではなく、マネタリーベースを2年で2倍にするという新たな目標を掲げている。荒っぽい言い方だが、長年日本経済ではデフレが問題だったので、資金供給量を増やすことでインフレっぽくしてデフレ脱却を狙ったわけだ。

 

具体的には、銀行やら機関投資家が持っている国債を日銀が買って、現ナマに変えてやる。現ナマを持ってるだけだと利子は一切つかない訳だから、企業に融資するなり、投資するようになるはずだ。これで経済が活発に動くやろという狙いがあった。

 

質的緩和は色んな金融資産を買いましょうって意味だ。長期国債やらETF, J-REITを買いましょうってことなのだが、ETFやJ-REITが何かまで解説すると長くなるから、ここでは止めておく。とりあえず色々買うようになったと理解しておけばいいと思う。もちろん、気になる人は調べてみよう。

 

マイナス金利

マイナス金利は半年くらい前に導入されたから、ニュースとか新聞で何度も目にしたはず。マイナス金利の意味するところは、銀行は現金を日銀に預けているのだが、そこで利子どころか手数料のような形で0.1%取られるっていう制度。

 

結局これも「預けてても金が減るんやったら融資や投資で使っちゃえ」と銀行に思わせるための作戦だ。

 

2016年9月24日追記:日銀の政策決定会合

2016年9月21日に日銀の政策決定会合が開かれた。その内容と背景を解説した記事はこちらからどうぞ。

ニュースを読んだだけで思考停止している就活生へ。日銀政策決定会合について解説 

 

ニュースを見てるだけじゃ成長しないよ

わからない言葉は調べよう

たとえば“量的緩和”って言葉だけ知ってても、意味がわからなければ世の中がどう動いているのか理解できない。めんどくさいだろうが、わからない言葉はこまめに調べろ。これまで日経新聞や経済誌を読んでなかった人は、ニュースの中にわからない言葉がたくさん出てくるはずだ。わからないまま放置してたら一向に成長しないぞ。

 

ただ、いちいちグーグル検索して、いくつかのサイトを見ていくのは面倒だというみなさんの気持ちはわかる。ということで、金融用語の辞書として使えるサイトを教えよう。なんと野村証券が「証券用語解説集」なる便利なサイトを公開しているのだ。収録されている用語が多く、コンパクトにまとまっているので、サクッと調べるのに便利だ。

www.nomura.co.jp

 

ニュースに対して自分なりの意見を持て

ニュースを毎日チェックして、わからない言葉も調べて理解するようになっても、残念ながらまだ1.5流くらいだ。1流就活生を目指すなら、ニュースに対する自分の考えを人に話せるようになってほしい。

 

実際、面接でそういった質問が飛んでくることもあるから、日々ニュースを見ながら主体的に考える習慣を持て。たとえば、外資就活ドットコムの商社面接質問例によると、過去にこんな質問がされたそうだ。

 

  1. 日本の経済をよくするために必要なことを3つ挙げろ
  2. ギリシャ金融危機に対して思うことを述べよ
  3. STAP細胞についてどう思うか
  4. TPPについてどう思うか?

 

これらの質問に対し、1分くらいでしっかり自分の意見を述べられるか?

 

①は今回の記事で解説した金融政策と関係する質問だ。ただ、日銀がやろうとしていることを理解してるだけでは、このように面接で聞かれた場合に答えられないだろう。「日銀の金融政策の方向性は正しいのか」、「デフレ脱却には金融政策だけで十分なのか?他にもやることはあるのではないか」など、主体的に問題意識を持って日々考え続けろ。

 

ただ受動的にニュースを見ているだけより、自分でアウトプットを作ろうとすると格段に成長する。これは就活のためだけじゃなく、一生涯続ける価値のある勉強である。せっかく就活を機に意識が高まったのなら、そのまま習慣にしてしまえ。ずっと今のモチベーションで勉強を続けろ。就活前が一番勉強したなんていう情けない社会人にはなりたくないものだね。

 

それでは今回はこの辺でおしまい。

 

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