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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

就活の本質がわからぬまま迷走して無い内定...そんな就活からの解脱を目指して

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金融リテラシーがサル並みの就活生に贈る株の仕組みとニュースの解説

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みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

「株なんてギャンブルと同じだよ…怖い怖い」

 

まさかと思うが、就活生になってもこんな認識で思考停止している人はいるまい。小学生くらいの頃は大人に「株なんてダメ。真面目にコツコツ働きなさい」という宗教まがいのお説教をされた人もいるかもしれないが、大学生にもなってこんなの盲信してたら真性の阿呆である。タイトルは煽り気味の方が食い付きがいいだろうということで、サルと書いたが、まあ阿呆で許してあげよう。

 

今回は、就活生なら株についてこれくらいは知っておいて欲しいという基本を解説しよう。また、株に関するニュースも解説する。金融志望の人は当然知っているような話だが、復習がてら軽く読んでもらえばいい。金融と縁のない業界を志望してる人でも、ニュースの意味がわかるようになるから、是非基本をしっかり理解して欲しい。

 

今回のトピック

  • 株とは何なのか
  • 市場と株価の話
  • 日経平均株価とTOPIXって何?
  • 株価に関する最近のニュースの解説

 

株とは何なのか

株とは、会社の所有権をチケットにしたものだ。たとえば、100株発行している会社の株を1株持っていれば、会社の1%を持っていることになる。株主には、株の所有数に応じて議決権と配当を受け取る権利が与えられる。

 

議決権は株主総会で行使することが出来る。議題に対して、株の所有数に応じて賛成や反対の票を投じることが出来るのだ。したがって、51%以上株を所有していれば、必ず自分が投票した意見が勝つので、会社を好きなように出来る(実際メチャクチャする人はいないが、買収するときは51%以上株を取得し、前任の経営者を追い出したりはする)。

 

次に、配当を受け取る権利について説明しよう。会社の売上から経費や税金を引いて、最後に残ったものが純利益である。これは全部株主のものだ。株主で山分けである。もちろん未来への投資や貯蓄が必要なので、毎回全部山分けする訳じゃないが、原理的には純利益はすべて株主の取り分である。という訳で、株主は毎年持っている株の量に応じた配当金がもらえるのだ。

 

余談だが、社員は株主から見たら工場の機械と似たような扱いだ。純利益を求める際に、売上から販管費という費用を引き算するのだが、社員の給料というのは広告費や営業に必要な諸経費と並んで、この販管費に含まれているのだ。つまり、株主にとって社員の給料は経費の一環であり、純利益は1円たりとも社員のものではない。社畜サラリーマンは株主様のためにせっせと純利益を生み出し、それを全て献上したご褒美として貰える雀の涙ほどの給料を生きがいにしているという訳だ。

 

市場と株価の話

証券取引所とは、株を含む様々な金融商品をオープンに誰でも売買できる場である。東京証券取引所は誰でも聞いたことがあるだろう。まあ、株というチケットを自由に売買できる場所だと思ってもらえればいい。

 

株価とは、この取引所で実際に取引が成立した値段のことである。株の取引では、以下のような表(板と呼ぶ)に、いくらで何株買いたいか(売りたいか)書き込む。あるいは、いくらでもいいから何株買いたい(売りたい)という注文方法もある。そして、買いと売りがちょうどマッチすれば取引成立となるのだ。

 

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これは三菱商事の実際の板である。買い手の場合、一番高い値段を提示している人から順に取引を成立させていく。売り手の場合は、一番安い値段を提示している人からだ。この場合、2174.5円以上の値段を提示すれば、真っ先に買うことが出来る。割り込まれたくなければ、もっと高値を言ってもよい。たとえば2180円で買い注文を出し、実際に取引が成立すれば株価は2180円となる。

 

重要なのは、

  • 株価は実際に取引が成立した値であること
  • 人々の思惑で動いている

という点だ。

 

買い手のイメージはオークションである。早く確実に欲しい人ほど高値を提示する。一方、売り手のイメージはバーゲンセールだ。早く確実に売りたい人は値下げをする訳だ。もちろん、「急がないから、この値段じゃなきゃ取引したくない」という人も大勢いる。そういう人は、需給バランスがその値段に到達するまで順番待ちをすることになる。

 

そして、こういう人々の思惑が株価を決めているのだ。株価は誰かの権限で決められているのではなく、買い手と売り手の思惑がマッチして実際に取引が成立した値だという事が重要だ。

 

日経平均株価とTOPIXって何?

日経平均株価とは、日本経済新聞社が東証一部の銘柄から225社を選び、日々算出している株価指数だ。株価“指数”なので、算出には色々ルールがあるのだが、細かいことは気にせず、大企業の株価が上がれば日経平均も上がると思っておいて大丈夫だ。ただし、その計算方法ゆえに、ファーストリテイリング(ユニクロのとこ)、KDDI、ファナック、ソフトバンクといった特定の企業の株価から受ける影響が大きい。

 

TOPIXとは、東証株価指数と呼ばれ、東証一部上場企業すべてを対象として算出される株価指数だ。こちらでは時価総額の大きな会社、内需関連株の影響が大きい。

 

日経225に採用されている銘柄はここから確認できる。見ての通り、そうそうたる大企業が並ぶ。一方、東証一部上場企業の一覧はここから見れる。“東証一部上場”というとスゴイことなのは皆さんもおわかりだろうが、それでも2000社近く存在し、聞いたこともないような企業が大半だ。ということは、日経225銘柄のような誰もが聞いたことのある一流企業が、如何に選ばれし存在であるかがわかるだろう。

 

株価に関する最近のニュースの解説

さて、ここからが本番だ。最近のニュースの理解度が確実に上がるから、しっかり理解して欲しい。

 

世界平均で見ると株価はずっと右肩上がり。だけど日本は…

世界平均で見ると、毎年ずっと経済成長している。つまり、全体として見れば人類は年々豊かになっているのだ。それに伴って、世界の企業の株価も平均すれば右肩上がりである。以下のグラフを見ればすぐにわかる。

 

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こちらのサイトから引用)

 

バブルがはじけて恐慌が起こった際は一時的にガクンと下がるものの、数年で元の値に戻り、再び成長を続けている。一方、日本はどうかというと…

 

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こちらのサイトから引用)

 

日経平均株価は、バブル崩壊後20年以上も上昇していない。上の世界平均と比べると、“失われた20年”という言葉のヤバさが実感を持って理解できるはずだ。そんな事実も知らずに、「大手一流企業に入ったら一生安泰」なんて呑気に考えている就活生の多いこと…。就活生のパパママ世代くらいがギリ逃げ切れる境界線かな…。目先の内定云々より、就活中に見識を広げ、一生涯勉強し続ける土台を築くべきだ。

 

世界の株に満遍なく投資したら絶対儲かるじゃん…

まあ、絶対にこの先も永遠に成長が続くとは言えないが、「あれこれ個別の会社の株を売り買いしても大抵トータルで損するし、それなら黙って世界平均の成長を享受しようや」という投資方法がある。インデックス投資と言われる手法で、株価指数に連動するETFや投資信託にコツコツ積み立てするやり方だ。そのうち記事で解説するが、今回は文字数の都合上、紹介のみに留めておこう。

 

アベノミクス相場はそろそろ限界?

さて、本題に戻ると、アベノミクスで株価が上昇したという話はご存じだろう。アベノミクスでは、金融緩和によって軽くインフレっぽくして金の回りを良くすることでデフレ脱却を目指している。日本円を刷れば円安になるし、輸出業が伸びて好景気になる、株価が上がれば人々のムードも変わって消費や投資に金を使うようになるだろうといった狙いだ。

 

実際、2012年末の安倍政権発足以来、日経平均株価は右肩上がりで20000円あたりまで上昇したのだが、2015年末をピークに16000円台でウロウロするようになった。軽いインフレの目安として物価上昇目標2%を掲げてきたが、一向に達成できていない。それでも2016年にマイナス金利を導入したり、9月には新たな金融政策を発表したりして引き続き物価上昇2%の達成を目指しているが、少子高齢化のような日本の問題を根本的に解決しなければ、いつまでも金融政策だけで日本経済をよくすることは不可能だ。

 

さて、金融緩和の話で、さっきのETFが再登場する。ETFというのは、株のように売買できる投資信託であり、株価指数に連動する。つまり、日経平均連動型なら、日経平均株価と同じような値動きになるということだ。

 

実は日銀は日経平均やTOPIXに連動するETFを買いまくってる。これが意味することは、日銀が間接的に日本企業の株を買いまくって、株価を支えているということだ。週刊エコノミスト9月6日号によると、日銀は一部の企業では間接的に10%もの株を保有する大株主になっているそうだ。

 

上述の通り、本来株価は人々の思惑で決まるべきものだ。少なくとも「今買っても損しないだろう」と思うから人々は株を買うのであり、株価は企業の将来への評価といえる。それを日銀が頑張って支えることは、市場の公正な原理を恣意的にゆがめることになり、長期的に好ましいことではない。

 

物価上昇目標も達成できていないし、もし日経平均が暴落すれば叩かれるだろうから、そう簡単にETF買い入れはやめられない。しかし、永久に金融緩和を続ける訳にもいかず、大量に保有したETFを売らなければならない日がいつか来るのだが、市場に影響が出ないように売ることは容易ではなく、金融緩和の出口に不安が残るのが現状だ。

 

最後に

つい長くなってしまったが、この内容をおさえておけば、株に関するニュースの理解度は格段に上がるはず。株の仕組みや株価の決まり方については荒っぽい説明であり、細かく見ればいい加減な表現もある。詳しい人に怒られるかもしれないが、時間のない就活生がサクッと理解できるような表現にすることを第一としたので、ご容赦頂きたい。

 

それではこの辺で失礼する。

 

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