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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

就活の本質がわからぬまま迷走して無い内定...そんな就活からの解脱を目指して

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週刊エコノミストの電通特集を就活生向けに要約

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みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

今回は筆者が週刊エコノミストの電通特集を読んで学んだことをノート代わりに記事にしよう。正直広告業界なんて就活中に見向きもしなかったし、電通なんて日本を牛耳ってるだとか、コネばっかだとか、チャラい業界の人ってイメージしかなくてすんません(笑)。

 

でも就活生たちもそういう電通の黒い部分気になるでしょう?だからエコノミストに載ってたブラックな話や、Vorkersから仕入れた内部情報を書いてあげよう。

【2016年12月1日追記】電通がブラック企業大賞にノミネート! 大賞の発表は23日の予定!

「ブラック企業大賞」に電通、佐川急便など10社ノミネート - SankeiBiz(サンケイビズ)

【2016年12月23日追記】

祝!!電通がブラック企業大賞を受賞。なお、この件が報道されるかは不明。クリスマスから年末のドタバタにかき消される可能性大? 

【ブラック企業大賞2016】電通が大賞「何人もの労働者がこの企業に殺された」

 

今回のトピックはこちら

  • ザックリ広告業界の解説
  • 電通が今後目指す方向性
  • 電通は本当に闇なのか検証

 

ザックリ広告業界の解説

まずはザックリ業界の様子をつかもう。

 

基本的なビジネスモデル

広告代理店としての一番基本的なビジネスモデルはこんな感じだ。

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広告を出したい企業と広告枠を出してるメディアの間に入って調整する、ある意味商社みたいなポジションだ。広告代理店の特徴は“買い切り”である。買い切りとはメディアから必ず決まった量の広告枠を買う事であり、メディアにとっては安定収益を確保できる。広告代理店はそれによって安めに枠を仕入れることが出来るし、電通のような強いとこなら枠が余ってしまうことはないから大丈夫という訳だ。

 

日本の広告会社ランキング

売上高上位を紹介する。データは大まかな数字で申し訳ない。

  1. 電通:1.5兆
  2. 博報堂:6500億
  3. アサツーディ・ケイ:3500億
  4. 大広:1400億
  5. JR東日本企画:1000億

 

よく電通と合わせて“電博”と呼ばれる博報堂は、電通に2倍以上の差を付けられているのが現状だ。

 

世界の広告会社ランキング

こっちは売上総利益順のランキングだ。

  1. WPP(英国)
  2. オムニコムグループ(米国)
  3. ピュブリシスグループ(フランス)
  4. インターパブリックグループ(米国)
  5. 電通

 

電通は世界で見ると5位。2013年にイギリスのイージス・グループというデカい会社を買収した効果もあり、5位まで食い込んだが、それでもトップのWPPは電通の3倍の数字を出している。

 

電通が今後目指す方向性

電通もちゃんと中期経営計画を発表している。そこで、目指すゴールとして以下のように言っている。

 

マーケティング・コンバージェンスをリードする真のグローバルネットワークへの進化

Innovation & Reinvention

 

そしてこれを実現するための戦略として以下の4点を掲げている。

  • グローバルでのポートフォリオ多極化
  • デジタル領域の進化と拡大
  • ビジネスプロセスの革新と収益性の向上
  • コア・コンピタンスである日本市場での更なる事業基盤強化

 

…いや、カタカナ多すぎ(笑)

 

さすが電通、意識が高い()。一行に1つカタカナ言葉入れるルールでもあんのかね?とはいえビジネス関係の話をかじってる就活生は全部わかってほしいレベルだけど…

 

とまあ、バカにするのはこれくらいにして、解説していこう。

 

グローバル戦略

やっぱ日本の市場だけじゃ成長機会は限られている。日本国内での天下は続くだろうが、それでも早めに世界へ進出していかねばならない。上述のようにイギリスの大手であるイージス・グループを買収して一気に力をつけた。今では売上総利益における海外比率は51%となっている。

 

デジタル戦略

まあ、はっきり言ってテレビはオワコンになりつつある(と筆者は感じているが、相変わらず下らないバラエティでゲラゲラ笑ってる人もいるのかね。就活生はバラエティなんかで時間を無駄にせず、ニュースでも見て勉強して欲しいが…)明らかに今後の広告の主戦場はデジタルだ。いつまでも(古い感覚丸出しで公の電波を使うに値しない番組を垂れ流す)テレビだけに固執していてはダメだ。

 

デジタルの世界ではこれまでと勝手が違う。見せる相手が求めている情報に関する広告を出したり、データのフル活用を求められたりと、テレビや新聞の広告で使っていたやり方をそのまま持っていっても成功しない。

 

マーケティング・コンバージェンスとは

ザックリ言うと、昔はテレビや紙媒体くらいしかなかったメディアも、今ではネットによって飛躍的にコンテンツ量が増えた。さらに、最近流行りのビッグデータという言葉があるように、データも溢れている。こういう新時代のマーケティング環境を“マーケティング・コンバージェンス”と定義したそうな。データとテクノロジー、アイディアを組み合わせて新たな価値を提供できるように進化していこうって意図の言葉だ。

 

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 (図は電通のホームページで公開されている中期経営計画から拝借)

 

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電通は本当に真っ黒なのか検証

さて、みなさんお待ちかねのコーナーだ。電通が裏で日本を牛耳ってる、電通はブラック気質の企業だというあたりの真相を見ていこう。

 

メディアに圧力をかけることが可能!?

最初のビジネスモデルを思い出してほしい。電通にとっては広告主がお客様であり、メディアにとっては電通がお客様である。ということは、こんな展開があってもおかしくない。もしある企業の不祥事をとあるメディアがスクープしたとしよう。

 

企業A「電通さん、ウチの不祥事の記事どうにか出来ませんかね。ずっとお宅に広告お願いしますから、ね。」

電通「わかりました。オイ、週刊○○。A社さんの不祥事の記事書いたら、あんたとこの広告枠買うのやめてもええんやで(ニッコリ」

週刊○○「き、記事は変更します…」

 

週刊エコノミストの記事によると、こんな事態が日常茶飯事ではなさそうだ。ただ、プロモーターの康芳夫さんのインタビューでは、「電通の圧力の話なんて腐るほど聞いた」とある。また、元社員の藤沢涼さんも「電通の社員が痴漢をしたが、社名や名前はメディアに出なかった」とある。日本を好き勝手に牛耳ってるとまではいかなくとも、自分たちの都合の悪いことを操作するくらいは出来そうかな。

 

軍隊みたいなゴリゴリの体育会系!?

再び藤沢さんのインタビューで語られていることを紹介していこう。これらは彼が実際に体験したことらしい。

  • 革靴ビール(先輩の革靴に色んな酒を入れたやつを一気飲み)
  • 富士山登山で順位が悪いと坊主
  • 先輩に殴られてケガ

 

彼は2001年入社らしいので、今はだいぶ変わっているだろうが…

 

転職サイトVorkersでの口コミをピックアップ

転職サイトVorkersに書いてある口コミを筆者が要約して伝えてあげよう。コピペは出来ないし、全部見ることも出来ないから、筆者のフィルターを通ってることを理解したうえで参考にして欲しい。

 

【ワークライフバランス】

激務というコメントの方が多い。クライアント、部署、上司によってはそこまで忙しくもないよというコメントもちらほらあったが。月平均残業時間は68時間。激務だが、仕事を遊びのように楽しんでる人が多く、そういう人にとっては苦痛ではなさそうというコメントも多かった。

 

【組織体制・企業文化】

体育会系という声は多かった。ただ、上下関係が厳しくも人を大切にする暑苦しい感じの組織で、マンガ初期のジャイアンみたいな上司に理不尽な虐めを受けるという声はなかった(「おい、新しいバット買ったんだ。殴り具合試させろ」みたいなのはないってことね)。2001年に上場して以来、コンプライアンスには気を使ってるみたいで、さっきの藤沢さんが入りたての頃はまだ古い体質が残っていたのだろうが、どんどん変わりつつあるということか。

 

【年収・給与制度】

一言でいえば「基本的な水準はいい方で、残業でドカンと稼ぐから超高給」といった感じだった。かつては残業代で稼いでいたものの、最近は残業を減らす方向になっているから、このままだと“普通の会社”になっちゃうという声もあった。

 

ちなみに、2015年度の有価証券報告書によると、平均年齢・勤続年数・年収はそれぞれ、39.5歳・13.3年・1229万円だった。

 

2016年9月24日追記

電通は9月23日、インターネット広告の代金をめぐって広告主への過大請求があったと発表した。インターネット上での広告では、従来のように掲載場所と時間さえ決めたら広告を出しっぱなしとはいかず、訪問者の行動に応じて広告のパターンを変えなくてはならない。したがって、広告の管理が複雑なのだ。

 

今回の件で起こったことは、「1ヶ月100万円で広告を出しといて」という依頼に対し、予想以上に広告が見られたため、1ヶ月経たないうちに予算を使いきって掲載をやめたが、それをクライアントに報告していなかったというパターンが1つ。逆に、全然広告が出てなかったのに、掲載していたかのように報告してたというパターンもあった。

 

こちらのニュースで記者会見の答弁がまとめられている。

電通「不適切と表現したが、まあ、不正です」:日経ビジネスオンライン

 

最後に

筆者は広告業界なんて縁遠かったが、週刊エコノミストの特集を読んで記事を書いてたら、少し勉強してみようかと思ってきた。ということで、気になった本をまとめておこう。

 

この本は広告の仕組みや種類から、広告会社の業務内容まで細かく書いてるようだ。本当に基礎から丁寧に業界研究するには良さそうだ

 

こっちの本は、これからの時代は上の本が紹介してるような基本が通用しなくなるよねって内容。最新の手法を事例に沿って紹介している。

 

今回読んだ週刊エコノミスト。

 

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