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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

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英国メイ首相のBrexitに関する演説について簡単なまとめと今年の欧州選挙情報

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みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

今回は昨日行われた英国のメイ首相による演説について色んなニュース記事をまとめる。筆者が気になって調べたことの備忘録ぐらいの内容で、あまり詳しいことは書けませぬ(笑)。ついでに今年予定されているヨーロッパ各国の選挙を紹介する。

 

今回演説で述べられた12のポイント

  1. EU離脱の過程に関して何でもかんでもオープンには出来ないが、人々やマーケットの混乱を避けるため極力不確実性は減らす
  2. 自分たちの法律でやっていく
  3. イギリスの4か国(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)のつながりを強化し、強いイギリスを目指す
  4. アイルランドとのCommon Travel Areaは維持する
  5. イギリス内へ流入する移民の数をコントロールする
  6. イギリス内のEU市民の権利、EU内のイギリス国民の権利の双方を保証する
  7. 労働者の権利を保護する
  8. EUと自由貿易協定を通した自由貿易を行う
  9. 世界の国々と新たに貿易協定を結び、グローバルな国としての役割を再構築する
  10. 科学技術の発展・イノベーションに最適な場所となる
  11. テロや犯罪対策では引き続きヨーロッパ諸国と連携する
  12. 段階的に手続きを進め、円滑で秩序あるBrexitを目指す

 

こちらのサイトで解説されている内容をまとめた。筆者が意訳した箇所もあるので、気になる人は原文を読んでいただきたい。

What Theresa May's 12-point Brexit plan really means

 

NHKと朝日新聞のニュースがポイントをまとめてくれているので、そちらを紹介する。上の12ポイントのうち重要な点を抜粋してくれており、非常にわかりやすかった。

 

NHK
  • EUに部分的にとどまることはせず、単一市場に残ることもしない。
  • その代わり、単一市場への最大限のアクセスを求めて包括的で野心的な新たな自由貿易協定の締結を目指す。
  • ヨーロッパとは関税のかからない貿易を続けたい。ただ、関税同盟の一員というわけではなく、EUとの間で新たな関税に関する合意を目指したい。
  • 移民の数は、記録的な水準に達し教育や住宅、インフラなど公的サービスに負担となり、労働者の賃金を押し下げてきた。ヨーロッパからの移動の自由があるかぎり、出入国管理はできない。EU離脱でヨーロッパからイギリスに来る人を制限しなければならない。イギリスは寛容で開かれた国で、特に有能な移民は常に受け入れる。
  • 単一市場から抜けるのでEUに巨額の拠出金を求められることはなくなる。
  • EUとの最終合意は上下両院の投票にかける。

NHK NEWS WEB ライブブログ イギリスEU離脱 交渉方針表明

 

朝日新聞
  • EUの単一市場から離脱し、EUの関税同盟に代わる関税協定締結などを模索する
  • EU離脱後の混乱を避けるため、段階的な移行措置の導入を求める
  • EUとの離脱交渉の妥結後、最終案について英国の上下両院で採決を行う
  • より強く、より公正で、グローバルな英国を築く
  • 交渉の各段階で可能な限りの確実性と明瞭さを示す
  • 欧州各国とは今後も緊密な友好関係を保つ

メイ英首相、EUからの完全離脱を明言 移民規制を重視:朝日新聞デジタル

 

補足

このニュースに関する記事を読む中で筆者が調べたことを書いておく。

 

単一市場

駐日欧州連合代表部による単一市場についての説明を引用する。

 

EU加盟国間では、人、物、サービスおよび資本がそれぞれの国内と同様に、国境や障壁に妨げられることなく、自由に移動することができます。EU市民は、EU内のどの国においても、居住し、働き、学び、隠居することができます。こうした移動の自由は、シェンゲン協定によって担保されています。EU加盟国22カ国と非加盟の数カ国は、シェンゲン協定の下、域内国境の廃止に合意しています。EU市民、そして多くのEU域外国の人々が、シェンゲン圏内を自由に移動できます。

出典:ユーロと単一市場 / 欧州連合 – EU – 駐日欧州連合代表部

 

EUのメリットだけを享受して、「移民は要らね」とするのは認められない。一方で、EUを離脱しつつも、ノルウェーなどEUとFTAを結ぶ国々が利用している既存の枠組みを使う手もあったが(ソフトブレグジットと呼ばれる)、それもせずにEUと対等な立場で新たに貿易協定を結ぶことをめざす模様。こっちの強硬な姿勢はハードブレグジットと呼ばれている。また、12のポイントの8番で、EUとの交渉が上手くいかなければ税率を下げたり、規制緩和の推進によってイギリスにもっと金が集まるようにしちゃうよと言っている。

 

スコットランドの独立問題

2014年にスコットランドのイギリスからの独立を巡って住民投票が行われ、反対が約55%という結果により残留となった。しかし、英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は、ブレグジットに関してスコットランドの意見が受け入れられなければ、スコットランドは独立を問う投票を行う権利を得るべきだと主張した。

ブレグジットでスコットランドの要求却下なら独立問うべき=行政府首相 | ロイター

 

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ヨーロッパの行方を左右する選挙が続く2017年

さて、最後に他のヨーロッパ諸国の選挙について軽く触れておこう。相次ぐテロにより各国でEU反対、排外主義的な極右政党が台頭している(もっとも、必ずしもEUが大正義とは限らず、「移民は出てけ」みたいな差別は断じて許せないとしても、こういった政治家を片っ端から極右とレッテル貼りするのもどうかと思うが)。

 

実は2017年はヨーロッパの行方を左右するかもしれない選挙が目白押しだ。ここではそのスケジュールとポイントを簡単に紹介する。出典は『ニューズウィーク日本版2017年1月17日号』である。

 

3月15日:オランダ総選挙

反イスラムのヘルト・ウィルダース率いる自由党(PVV)が支持を拡大中。このウィルダースというオッサンは、モロッコ系移民に関する発言が「差別を扇動した罪」に当たるとして、2016年の12月に有罪判決を食らった。それでも支持率は高いようで、次回の選挙では接線が予想されている。

オランダ極右政治家、支持率トップに 3月の総選挙で第1党躍進か 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

オランダ極右党首に有罪 「発言、移民差別を扇動」 :日本経済新聞

 

4月9日:セルビア大統領選挙

マニアックな話で、ググってもあまりヒットしないが、EU加盟候補国のセルビアにロシアが接近しているらしい。現職の大統領が勝てばロシアと上手くやりつつEU加盟を目指すという難しいかじ取りが続く。ここでも極右が台頭しており、セルビア急進党のシェシェリ党首が対立候補である。

 

4~5月:フランス大統領選挙

何といっても注目は国民戦線のマリーヌ・ルペンである。反EU、排外主義の極右と言われるが、実は既にまともな路線に転向している。この人の親父さんがFNを作り、オヤジはトランプみたいな(それ以上かも)過激発言で政策も極右と呼ぶべき内容だったが、娘の方は福祉を重視した政策を掲げ、移民についても問答無用で追い出すのではなく、フランスの価値観に従うなら認める、犯罪については厳しく対処するといった現実的な目標を掲げている。以下のサイトの説明が非常に詳しい。

極右から生まれ変わっているフランス国民戦線を報じない日本マスコミ: 農と島のありんくりん

 

フランス大統領選では、一回目の投票で過半数を獲得した候補者がいなければ上位二人による決選投票となる。共和党のフィヨン元首相が対立候補で、二人の決選投票になると予想されているが、ダークホースとしてマクロン前経済相が挙げられており、もしかしたら早々にルペンが負けることもあり得る。

 

9月11日:ノルウェー総選挙

記述が少なかったが、複数の政党が合従連衡しているようで、連立政権の組み方が注目されているようだ。

 

8~10月:ドイツ連邦議会選挙

メルケルが普通に勝って4期目の首相を務めることになると言われている。しかし、ドイツではイスラム系によるテロが相次いでおり、ドイツの為の選択肢(AfD)という極右政党が躍進している。実際、2016年9月の地方選でメルケルの地元であったにも関わらずAfDの方が得票率が高かった。Brexit、トランプ当選と続いており、大手メディアの言うことも当てにならんのが露呈してきており、この半年で情勢が変われば簡単にメルケルが勝つと言い切れない。

 

最後に

今回の話は18卒の採用にはほとんど関係ないと思う。直ちに世界経済が不調になる訳じゃないし。ただ、時事ネタを面接で聞かれるかもしれないから、ニュースのフォローが後手後手に回らないようにしたい。特に、メイ首相はEUへの正式な離脱通知と交渉開始は3月末までに行うと言ってるし、オランダ、フランスの選挙は3~5月に行われる。本選考で忙しい間でも時事ネタに付いていくために、予め知識を整理しておくといい。

 

それではこの辺で失礼する。

 

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