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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

就活の本質がわからぬまま迷走して無い内定...そんな就活からの解脱を目指して

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トランプ大統領爆誕→世界秩序崩壊→就職氷河期・18卒就活生死亡

経済・ビジネス・ニュース等の解説 経済・ビジネス・ニュース等の解説-ニュース解説

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(画像はこちらから借りました)

 

みなさん、こんにちは。

ブッダです。

 

【2016年11月9日追記】

この記事はトランプ人気の背景を解説してます。「そんなん当選しちゃったからどうでもいい。俺らの就活どうなるねん!」って人はこっちを読んで下さい。

www.syukatsu-buddha.com

 

タイトルは目を引くように書いただけだから心配しないで…と思いきや、まさかのトランプ支持率4ポイント差まで上昇だと…

トランプ氏の支持率上昇、クリントン氏に4ポイント差まで迫る | ロイター

 

ちなみに、今年は就活生の知らぬところで「ABCDショック」という言葉が少し話題になったのだがご存じ?

  • A:アメリカトランプ大統領誕生
  • B:Brexit(イギリスのEU離脱)
  • C:中国の景気減速
  • D:ドイツ銀行の破綻危機

どれも下手したらリーマンショック以来の世界恐慌かもと言われていたのだ。ただ、イギリスはEU離脱派が勝ったものの、ポンド安を除いてはマーケットへの影響は回復した。中国に関しては、昨年急に株価が下がり、「取引したら株価下がるから取引停止」という共産党の前代未聞の荒業が話題になった。ゲームに負けかけて電源を引っこ抜く小学生のような暴挙に肝を冷やした17卒もいただろうが、幸い景気への影響は出ず、17卒の就活は売り手市場であった。とりあえず先日発表されたGDP成長率もまずまずで、今のところ政府が上手くかじ取りをしているようだ

 

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 去年一躍有名になったオッチャン。今生きてるのかな?…

 

ドイツ銀行の危機とは、サブプライム危機の時にいい加減な証券を強引に売った罰金(約1.4兆円)をアメリカ政府から要求されていることだ参照)。この話が公になってから、30ドルくらいあったドイツ銀行の株価は10ドルちょっとに下がったのだが、全額払わされることはないだろうし、たぶん大丈夫だろうという意見があった(参照)。ただ、巨額の罰金を払わされることを考慮してもバランスシート的には大丈夫だが、収益性が下がっているのが問題だとのこと。つまり、即座に借金地獄になる訳じゃないが、儲からなくなっているのはマズイということだ

 

こういう危機が起こって日本企業が採用を控えれば、就活生の力ではどうしようもないし、過度に怯えても仕方がない。ただでさえ不安な就活中にこんなことまで気にしてたら大変だ。だからといって楽天的でいいのかというと、そうではない。“常にニュースを見て、意識高く勉強に励むのは当たり前”である。いつも通りに精進したまえ。

 

さて、本題に入ろう。今回はトランプが支持されている背景について筆者含めてみんなで勉強しようという趣旨だ。前々からの過激な発言はもとより、最近の女性蔑視発言や税金逃れ疑惑を見ればなんであのオッサンが支持されているのか理解に苦しむだろうが、背景にはアメリカの複雑な事情がある。アメリカではこの話題で本が何冊も出ているようだし、日本にいる人間がこの問題の背景を理解するのは難しいが、就活生は“グローバル”って言葉が大好きだし、頑張って考えてみよう。

 

なぜトランプは支持されているのか

軽くググって見つけた記事からピックアップすると以下のような点が挙げられる。

  • 上位1%の富裕層がアメリカを牛耳っていることへの反発
  • かつての良きアメリカらしい生活を送れなくなった
  • ポリティカル・コレクトネスへの反発

 

まあ、本当は現地に行って情報を集めないと真相が見えてこない程複雑なファクターが絡み合っているはずだが、大筋ではこんな所だと思う。トランプはこういった不満を持つ人々に対し、わかりやすい敵を作り上げ、憎悪を煽ることで支持を得ている。アメリカ人の友人は「無教養な人は彼の言葉に騙される」とか、「あんなのが大統領になるなんて、靴屋がパン屋になろうとするようなもの」とも言っていた。

 

ちなみに、皆さんは討論会を生中継で見ただろうか?You TubeやTwitterでライブ配信されていた。やはり彼らの生の英語を聞くのは面白い。You Tubeには動画がアップされているので、TOEICの問題集に飽きてきた人は観てみるとよい。

 

上位1%の富裕層がアメリカを牛耳っていることへの反発

こちらのサイトによると、アメリカでは政治献金に上限はなく、大統領候補に莫大な金を渡してサポートする代わりに、自分たちに都合のいい政策を作らせることが出来る。アメリカでは上位1%の層が富を独占しているので、事実上彼らが国を動かしているともいえる訳だ。

 

この話はいまいちピンと来ないかもしれない。そういう人は『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』という映画を観てみるといい。リーマンショックが引き起こされた背景のドキュメンタリーだ。ゴールドマンサックスやJPモルガンといったウォール街の連中が世界を舞台にしたマネーゲームに興じ、政治家もそれを見逃してきたことが生々しく描かれている。かつてウォール街を占拠しようというデモもあったし、「上位1%の連中に好き勝手されている」という不満が、我々日本人が想像する以上に強くアメリカ人の心に存在するのだろう。

 

 

かつての良きアメリカらしい生活を送れなくなった

こちらの記事の内容を引用しよう。

 

「トランプ氏支持の中核は、仕事で成功し、子供を立派に育てて、幸せな老後を送りたいと思う、普通の白人たち」だという。とはいえ、格差社会の米国は中産階級泣かせである。子供を大学に入れるにも、医療保険を購入するにも多額のお金がいる。「白人の中産階級は『いつかは自分たちも…』とこつこつと働き、まるで列で並ぶかのように成功する順番を辛抱強く待っていた

 

だが、オバマ政権は移民にも保険を与え、同性愛者も結婚することで税控除が可能になった。入学から就職まで、黒人や女性を優先する積極的差別是正措置が米国を席巻している。このため、「『移民、女性、黒人、同性愛者が自分たちが昔から並んでいた列に割り込んだ。これは米政府の裏切りだ』と白人の中産階級は怒っており、この怒りにトランプ氏が応えた」-というのがホックシールド氏の切り口である。

 

上述の上位1%が好き勝手をしていても、普通に幸せに生きられるならとりあえず不満が爆発することはないはず。ところがリーマンショックで大勢の人が家や職を失ったし、自動車産業の衰退でデトロイトが北斗の拳の世界と化したように、工業は衰退している。さらに「偉大なアメリカ」という精神的拠り所もなくなりつつある。Newsweekの記事の一部を引用しよう。

 

愛国心も打撃を受ける。アメリカの外交が複雑化したため「アメリカが一番」といった価値観が成り立たない。アメリカはもう世界の覇者ではなく、二流国へと滑り落ちていくようだ。経済的な立場が弱くなり、夢も見られず、自尊心が失墜した白人男性は最後にブチ切れる。そのブチ切れにトランプが正面から応えてくれる。「怒ってもいいんだ」と。

 

世界一偉大な国の一員として、普通に幸せな一生を送ることが困難になっている。両親の世代は出来たのに。「それは誰のせいだ?既存の政治家たちだろ?メキシコの移民だろ?アメリカをもう一度偉大な国へ復活させるぞ」とトランプが言えば、「USA! USA! USA!」と熱狂してしまう訳だ。

 

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ポリティカル・コレクトネスへの反発

ポリティカル・コレクトネスってのは、性別、人種、民族、宗教などにおける差別や偏見を含まないちゃんとした言葉遣いや考え方をしようってことだ。再びNewsweekの記事を引用しよう。

 

白人の人口が圧倒的多数ではなくなり、政治は非白人の有権者に媚びるようになった。男女平等で男性の特権が無化し、伝統的な「男らしさ」を軽々しく口にすればセクハラとみなされる。LGBTライツの考え方が浸透し、キリスト教的な価値観が都市部では風化していく。加えてユダヤ教、イスラム、ヒンドゥーなどの信仰にも配慮せねばならず、クリスマスのデコレーションを取りやめにするデパートも続出。肩身が狭い。

 

こちらの記事によると「民主党政権が進めてきたリベラル思想に保守的な国民が、発言や考え方が誰かに対し差別や偏見となるポリティカル・コレクトネスや政治の腐敗に対し不満を持ち、トランプ氏の過激な発言に多くのアメリカ人が共感する。思っているが口にできないことを述べるトランプ氏を支持する理由である」とのこと。

 

日本でも在日韓国人に関する議論や男女平等の議論はデリケートで、論理的に正しいからといって堂々と主張したら叩かれるケースがある。アメリカの場合、性別、人種、民族、宗教の事情はもっと複雑だ。

 

ちょこっと就活生と絡めた話

以上見てきた通り今回は他人の記事の引用ばかりだが、筆者としては「当事者でもなければアメリカの社会的背景も知らんのに、下手に断言できるか」という想いがある。だが、アメリカに長期で留学でもしていれば、もっと現地の雰囲気や知人の見解を知ることができよう。留学経験をアピールする就活生は、「異なる文化の人たちともコミュニケーションをとって~」などとありきたりの薄っぺらい主張ではなく、もっと高度な“グローバル感覚”を身に付けたと言えるようになってほしい。

 

筆者がグローバル志向の強い就活生が集まる業界を受けていたからかもしれないが、留学経験者なんて掃いて捨てる程いる。他人と差別化したければ留学前から本やニュースを読んで現地の事情を勉強し、滞在中に生の情報を集めて自分なりの見解を構築していくことだ。オンリーワンの経験をしっかり語ることが出来れば高評価を得られる。

 

最後に

外資就活ドットコムの「総合商社の面接で聞かれた質問リスト」みたいな記事では、「ギリシャ危機についてどう思う?」とか「TPPについてどう思う?」という質問が載っていた。今年ならABCDショックはフォローしておくべきだろう。ただ、繰り返しになるが、過剰に世界恐慌に怯えることなく、当たり前のように勉強していればいいのである。留学生の知人がいる人はトランプについて議論してみるのも面白い(もちろん英語で)。

 

目指せ、世界で通じる教養を持ったビジネスマン!

それではこの辺で失礼する。

 

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