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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

就活の本質がわからぬまま迷走して無い内定...そんな就活からの解脱を目指して

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三井物産2016インターン緊急対策!人事は就活生の何を見たいのか?

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8月16日更新:今年はESの次は面接が行われるみたいなので、対策記事を書きました。

www.syukatsu-buddha.com

 

みなさん、こんにちは。

 

期末テストやレポートの忙しさがピークの時期であろうが、三井物産がここにきてマジキチなインターンのESを出してきた(笑)。いや、三井物産志望者にとっては笑いごとではない(笑)。この忙しい時期に2週間の締め切りでこの内容かよ…

 

内容はこちら

タダで手に入るものでビジネスを成立させてください。
また、年間の売上・利益を簡単に説明して下さい。(800文字以内)  

 

全く筆が進まない人もいるだろうし、書き出したはいいものの年間の売上や利益の計算なんかどないするねんって人も多いだろう。ズバリ言おう。人事が見たいのは就活生のこういった能力だ

 

  • 商売のセンス
  • フェルミ推定の力
  • わかりやすい文章を書く力

 

今回は三井物産がこのマジキチESで要求している能力を解説し、回答のヒントになる事業例も紹介する

 

 商売のセンス

今回のESで三井物産は、就活生に商売のセンスがあるか見ようとしている。商売のセンスとは、①社会のニーズをとらえる力②カネを生み出す仕組みを考える力だ。

 

社会のニーズをとらえる力

みなさんはこのESの設問をパッと見たとき、恐らくタダで手に入るものは何か考えを巡らせたのではないか?古着、古本のように家で使われずに眠っているもの、あるいはお菓子の包装のようにどうしてもゴミとして発生するものならタダで集められるのではないかと考えたことだろう。

 

しかし、これは“売り手側”すなわち商売をする側の目線であり、“買い手側”のニーズを考えていない。初めから売り手側の目線でタダで手に入るものばかり考えていても、ビジネスのアイディアは思いつかないし、古着や古本、ゴミの再利用なんて既にビジネス化されている。したがって、一旦タダで手に入るものという縛りを無くし、社会のニーズ、多くの人が困っていることは何か考えてみよ。社会の問題を見つけ出し、その解決手段になるものを何とかタダで手に入れる方法はないか考えてみると、発想の幅が広がる。

 

カネを生み出す仕組みを考える力

社会のニーズを考え、解決手段をタダで仕入れる方法も見つけたとしよう。だが、これで即座に“ビジネス”が成立する訳ではない。“カネ”を回収するスキームが存在しなければ、“ビジネス”が成立するとはいえない

 

例えば、経済的に苦しい家庭の子供でも運動部に入れるよう、要らなくなった道具を集めて売るというアイディアを思いついたとする。確かに、貧乏な家庭の子が金銭的な理由で運動部に入れないのは問題だから、この案は社会的ニーズをついている。仕入れ先もそれなりに確保できるだろう。しかし、果たして貧乏な家庭からどれだけお金をとれるだろうか?お金が取れないなら、その活動は“ボランティア”である

 

余談だが、大学時代に熱心にボランティアに取り組んだ学生が商社の面接で失敗するという話はよく聞く。「途上国を発展させたい」と熱く語るモチベーションは立派なのだが、商社は営利企業であり、儲からないことはやらない。営利企業である商社相手に“奉仕の精神”丸出しでアピールするのはお門違いである。

 

話を戻すと、今回のESでは売上・利益を計算しろとあるのだから、必然的に金を回収するスキームがない案だと行き詰る。やはり、タダで手に入るものを集めて、そのまま売るというのでは金にするのは難しい。新たな活用法、他のものと組み合わせて、買い手側から十分なお金を引き出せる仕組みを考えることが求められる

 

フェルミ推定の力

仕入れ先、売る相手、儲ける仕組みが全て揃ったとして、次は売上と利益を具体的に計算しなければならない。そこで必要になるのがフェルミ推定だ。

 

フェルミ推定とは

フェルミ推定とは、未知の数字を論理と常識を頼りに推定することだ。外資コンサルの選考でよく出題され、例えばこんな感じだ。

 

  • 「日本に温泉旅館は何軒くらいありますか?」
  • 「東京都内ではタクシーは何台あると考えられるか」

 

これをあてずっぽうではなく、“論理と常識”から推定するのである。

 

今回のESでの売上と利益の計算とは、「お前のビジネスの市場規模を推定しろ」というフェルミ推定に他ならない。ビジネスのターゲットが決まったら、おおよそどのくらいの数がいて、年間でどのくらいの需要があるのかを推定し、そのうちいくら取り込めるかで売上が決まる。

 

フェルミ推定について書き出すとあまりに長くなるので、今回は解き方までは触れないが、おススメの本を紹介しておこう。

 

この本にはフェルミ推定の例題と、「羽田空港の利用者数を増やすにはどうすればいいか」といったケーススタディ問題が10問ずつ載っている。解説が非常に詳しく書いてあるので、2、3問例題をやれば、フェルミ推定のコツがすぐにつかめる。また、昨年の三井物産のインターンではES通過後、「コンビニの売り上げを2倍にするサービスを考えよ」というグループディスカッションが行われた。このGDの対策はケーススタディ問題に取り組むのがぴったりである。“外資コンサル”とタイトルにつくが、はっきりいって全就活生が読むべき一冊である。

 

2016年7月23日追記:フェルミ推定に関する記事はこちらから

job-hunting-nirvana.hatenablog.com

 

わかりやすい文章を書く力

800字というとESの中でも相当分量が多い方だが、ここまで述べてきた点をしっかり盛り込んだらあっという間に字数オーバーしてしまうだろう。また、フェルミ推定の計算を数式や図を使わずに、全て言葉で説明しなければならない。したがって、重要な点をズバズバとわかりやすく書く力が求められる

 

そんな力は一朝一夕では身につかないが、ESを人に読んでもらって、わかりにくい部分を修正していくことはすぐに出来る。このESのことを全く知らない人が初見でも理解できるような文章になるまで、どんどんフィードバックをもらって修正しよう

 

ヒントになるビジネスの例

住友商事の甑(こしき)島における中古蓄電池事業が非常に参考になる

 

www.sumitomocorp.co.jp

 

この事業はザックリ言うと、古くなって性能が落ちた電気自動車のバッテリーを集めて、1つの大きな蓄電池を作り、太陽光発電や風力発電の急な出力変化に対応しようという内容だ。よく「原発がダメなら再エネをいっぱい入れればいいじゃん」という人がいるが、再エネは発電量が天気に左右されるので、安定しない。蓄電池を導入して、電気が余ったときに充電、足りないときに放電できれば理想的だが、蓄電池はコストが高い。という訳で、この事業は社会のニーズを的確にとらえており、コストという課題も総合商社らしい事業の組み合わせで解決しようとしている。住友商事スゴイ!(笑)

 

去年のインターンでは「どこでもドアの値段決めES」が話題になったが、三井物産は商売のセンスがある人が欲しいのだろう。だって資源一本足打法で、はっきり言ってあんま総合商社っぽくないし(笑)。

 

まとめ

最後に重要な点をまとめておこう。

 

  • 社会の問題を解決するという視点でニーズを探せ。そこからビジネスのアイディアを出せ。
  • 金を回収する仕組みを考えろ。普通にモノを売るのではなく、他のモノとの組み合わせを考えろ。
  • 売上と利益の計算はフェルミ推定を行え
  • 人に読んでもらって理解しやすい文が書けているかチェックせよ
  • 住友商事の甑島の事業がヒントになる

 

もしいいビジネスの案が思いついたら書くかもしれないが、コピペは自己責任で(笑)