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就活ブッダのブログ~涅槃を目指して~

就活の本質がわからぬまま迷走して無い内定...そんな就活からの解脱を目指して

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総合商社OB訪問体験記~商社マンなんて仲介人か組織の歯車~

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前回の総合商社OB訪問の記事はけっこうな分量になったので、1人目で終わってしまった。今回は続きだ。皆さんが是が非でも知りたい商社マンの年収は前回の記事に書いてある(笑)。

job-hunting-nirvana.hatenablog.com

 

今回のトピック

  • 所詮商社マンなんて所詮は仲介人?
  • 事業投資とトレーディングでは社員のキャラが違う?
  • 商社マンに多い隠れ体育会系・帰国子女

 

所詮商社マンなんて仲介人?

2人目にOB訪問した方はこれまた2、3年目の若手。今回はかなり真面目そうでカッチリした感じの静かな人だ。部署はインフラ関係のとこで、海外でプラントを建てる仕事をやっている。

 

前回の記事でも書いたように、仕事はチーム制。この方の場合も漏れなくチーム制で、担当している仕事は、金を貸してくれている日本の銀行にプラント建設の進捗を報告するというもの

 

まあ、正直に言っちゃえば、商社マンの仕事は良くて仲介人、悪く言えば組織の歯車の1つだ(もちろんこれは筆者の感想)。

 

銀行は金を貸してる事業が潰れたら損をする訳だから、ちゃんと工事が出来ているか厳しく審査し、事業が危ういとなれば融資を引き揚げなければならない。しかし、プラントを実際に海外で建設してるのは、どっかの国のよく知らん会社だし、プラントの技術的な話がわかるやつもいない。だから、自分たちで審査なんてできまへんって訳だ。そこで、商社マンが間に入って面倒なことを一手に引き受ける。英語で建設会社とやり取りして、英語の資料を銀行の人がわかるように日本語で整理し、「ちゃんと工事できてるで~」と報告する訳だ。

 

もちろん筆者はこの仕事を否定しているのではない。海外でプラントを建てるなんて壮大な事業で一人の人間が出来ることは限られているし、若手がいきなり大きな仕事を出来る訳がない(とはいえ、この人はすでに半年ほど現場に行っていたようだが)。

 

ただ、筆者が言いたいのは、そういった商社の地道な“裏方”としての側面を知らないアホな就活生が多すぎるということだ。以前商社のインターン選考体験記でも書いたが、“世界を飛び回る商社マン()”なんてイメージは捨てなさい。商社の本質は人や組織の間に立って面倒ごとを引き受けること。そこでは徹底したリスク管理や情報収集など、地道な作業をコツコツ積み重ねている。ということは、日々の仕事はもっと地味で、チマチマ資料を読んだり、報告書をまとめたりしてるのだ。結局、組織全体で仲介人、組織の末端の社員は歯車に過ぎない。

 

このようにコツコツと地道な作業を積み重ねていった結果、全体としてみれば就活生がイメージする華やかな商社の事業になっている(メーカー、銀行、現地政府をまとめ上げてプロジェクトを引っ張っていくリーダーですみたいな)。しかし、説明会でもホームページでもそればっかりキラキラに飾り立てて言うもんだから、自分で考える知能を大学入学時に捨て去った就活生は勘違いするのだ。

 

書き忘れていたが、残業はプロジェクトの進捗状況によりけりで、OB訪問した時期はヒマだったから毎日6時か7時には帰っていたそうな。でも、一度トラブルがあった時は銀行に報告する資料の作成のために、夜の3時まで色々計算してたらしい。

 

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事業投資とトレーディングでは社員のキャラが違う?

これは一概には言えないのだが、今回OB訪問した社員の方の部署は飲み会がかなり少ないそうだ。そもそも、海外の企業を相手に仕事をしているので、接待のような外との飲み会はほとんどない(事業投資とトレーディングって何のこっちゃとなった自称商社志望のエリートNNT予備軍はサヨウナラ)。

 

一方で、国内でのトレーディングはまだまだ人と人のウェットな付き合いで仕事が決まるような側面もあるから、接待はあるし、そういう所の社員は自分たちでも飲み会するよねって感じ。

 

この方はもう少しオブラートに包んだ言い方をしていたが、筆者がオブラートを剥がして言ってしまうと、事業投資は確実に頭を使うが、トレーディングは…ってことだ。座談会で「仕事に必要な能力は何ですか?」と聞いたら、事業投資の人は“ロジックの力・論理的思考力”って答えが多かったが、トレーディングの方は“人たらしの力”、“交渉の力”、“相手の気持ちを感じる力”といった回答が多かった

 

もちろん会社と部署(もっと言えばチームのメンバー)によるだろうから、一概には言えない。そして商社には、新卒はどこに配属されるかわからず、配属後基本的に部門を越えた大きな移動はないという配属リスクがある。なので、自分にあった部署に行けるかは運次第な面がある

 

商社マンに多い隠れ体育会系・帰国子女

いや、体育会系と帰国子女は明らかに多いんだよ。ただ、見るからにラグビー部でしたみたいな奴じゃなくて、物静かな小柄な人でも実は体育会系って人も多かったって話。この人もそう。バリバリの体育会系ではないけど、普通に運動部所属。

 

おまけに、小学校だか中学校のときに海外で暮らしてたという帰国子女。そのときにお世話になってた親代わりみたいな人がここの社員だったからというのが志望動機。

 

いかにも商社マンなガタイの良い奴、チャラそうな奴、エリート感あふれる奴じゃなくても隠れ体育会系、帰国子女ってのが多いんだよね。こういうのを聞いた一般ピープル(大学で遊び呆けてきた人)は焦るかもしれないが、今から頑張れば就活までまだまだ時間がある。半年もあればTOEIC 900点とか、ビジネス書50冊読むとか、ワークショップやセミナーにたくさん出て猛勉強するとか出来るっしょ。

 

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最後に

というわけで、総合商社のOB訪問を経て聞いたこと、感じたことを述べてきた。もう一度言うが、キラキラした華やかなビジネスというイメージは捨てろ。これは商社に限らず、どの企業の就活でも言える。企業が説明会で言うビジネスの全体像だけじゃなくて、実際に社員一人一人が日々やってることも見よ

 

商社に関する誤解がこの二度のOB訪問の記事で少しでも解けたことを願う。思い返せば就活時代、商社の説明会にはものすごい数の学生がいた。無駄に目を輝かせてた彼らの多く(その数ヶ月前までは飲み、スイーツ、ランチなどにのみ目を輝かせてたのは言うまでもない)は、年に1万人くらいの学生へ祈りを捧げる採用担当によって無事に天に召されたであろう。そうなりたくない人は、今からしっかり対策を始めることだ。

 

商社の泥臭いビジネスの実態を知りたい人はこの小説がおススメ。途上国のいい加減で理不尽な人たちに振り回されながら、飛行機のリース事業に奮闘する商社マンの話だ。

 

商社のビジネスの概要を幅広く知りたい人はこちらが鉄板の本。三菱商事の社員による講義を収録したもので、商社のビジネスモデルの基礎を学ぶのにうってつけだ。

 

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